ハイドロリリース

ハイドロリリース
(筋膜リリース)

ハイドロリリースのエコー画像

ハイドロリリースとは、超音波エコーという機械を用いて痛みの原因となっている神経の周囲や筋肉と筋肉の間の組織に生理食塩水(一部、局所麻酔薬も混ぜることがあります)を注射して、組織同士の癒着をはがす(リリース)ことで神経や筋肉の動きが滑らかになり、痛みやしびれが解消する治療法です。また可動域が増えることで身体の動かしやすさを実感されます。基本的に生理食塩水を使いますので、安全に治療を行うことができて、妊婦や授乳婦の方にも安心して受けていただけます。

効果のある疾患、症状

ハイドロリリース部位

:寝違えて首が動かない、肩こり、首周りの筋肉性の疼痛 など

:ぎっくり腰、慢性腰痛、とりあえず腰が痛い など

:肩が拘縮して可動域が悪い、肩周囲の疼痛(前・後ろどこでも) など

:肘部管症候群、曲げたときに肘が痛い など

:手根管症候群、指がしびれる など

太もも:曲げ伸ばしする時に痛い、走っていると痛い など

:膝が痛い(内側、外側どちらでも)、膝を曲げると膝のお皿の所が痛い、膝の裏が痛い、しゃがもうとすると膝が曲がらない など

:足底腱膜炎、かかとが痛い など

基本的には筋肉と神経周囲の問題であればどの部位でも効果は見込めますので上記以外の部位でもお気軽にご相談してください。

ハイドロリリースは保険診療です

保険制度上、ハイドロリリースは週1回のペースで行うことができます。

治療後

ハイドロリリースの写真

ハイドロリリースをすることで痛みが消失しても、生活習慣や身体の使い方が変わらなければ症状は再発します。
そのためハイドロリリース後に運動療法によるリハビリを行うことでさらに効果を感じるようになります。
当院では患者様の身体状況などに合わせてリハビリテーションによる治療を併用して行い、更に効果を高めて持続できるようにしています。

効果について

肩凝りのイメージ

効果の持続時間は人により様々です。 初診治療時から1回のリリースで症状が改善する場合もありますが、長年煩った症状であれば何度か治療を行った上で徐々に症状の改善が見られる方もいます。 ハイドロリリースによるによる治療の頻度は7日~28日おきに最小1回、最大でも10回ほどで治療効果を判断します。 日常生活を送るのに問題ない所をゴールと考えて、最小回数で終わらせられるよう心がけております。