切らない
ばね指手術

外来でエコーガイド下に
行う切らない
ばね指の手術

「切らないばね指手術」
の特徴

その日に治療が完結します。(約20分で治療は終わります)

切らないためその日の夜から水仕事ができてお風呂にも入れます。

その後の通院はいりません。

直径1.1mmの器具で行うため傷跡も残りません。

下記のような
抵抗のある方にも
最適な治療です

何度も通院する事に抵抗のある方
手術後1週間は手が使えない事に抵抗のある方

「切らないばね指手術」は予約制です

事前にお電話を頂き、下記の手術枠を予約してから受診して頂くようお願い致します。

午前診手術枠 11:30
午後診手術枠 17:30、18:00

*当日混み具合によっては少しお待たせしてしまう場合がございます。
*ご予約なく当日に受診されて手術をご希望の方は、当日の混み具合によっては対応が可能な場合がございますが、
状況によってはお断りさせて頂くか手術枠の時間までお待ちいただくことになります。

ばね指

「写真の部位が痛い」もしくは「写真のように指を曲げて伸ばそうとすると1本の指だけ伸びない」といった症状をお持ちの方はいませんか?
これは「ばね指」による症状です。

ばね指の原因は腱鞘炎のためまずは炎症を鎮める注射を行います。注射を2回行い改善がない場合は従来であれば大きい病院を受診して検査をして手術室に入り日帰りの手術を行ってきました。
当院では外来でエコーという機械を用いて注射針で目的の組織を切開して痛みや引っ掛かりを取る手術を行っております。今まで大きい病院の手術室でしかできなかったことがエコーを用いることで整形外科の外来でその場で手術を行えるようになりました。
エコーを用いた小侵襲手術は、まだ国内でも一部の医療機関でしか行われていません。
技術的に難しい面もありますが、エコーで目標物を確認しながら行う整形外科手術はまだほとんど導入されていないのが実情です。当院では切らないばね指手術を早期より導入することで地域のクリニックとして患者さんの役に立っていきたいと考えています。

切らないばね指手術の
メリット

従来の治療では日帰り手術といえど1回の受診で終わるのではなく、術前と術後の経過確認のため複数回の受診は必須でしたが、当院での「切らないばね指手術」では初診で来て頂き、ご希望されるならその場で治療を行い、約20分で終了します。 炎症による痛みが強い方は治療後も約1週間前後は痛みが残る場合がありますが、約2週間もすれば痛みは軽快します。

切らないばね指手術のメリット 切らないばね指手術のメリット

手術と言っておりますが、実際は注射針で切るため注射針の大きさの傷しか残りませんので、
従来と比べて傷はかなり小さいです。
傷の大きさは約1mmです。(従来なら約3cmの傷になります)
当日より水が使えます。
抜糸がいりません。
約20分で終わります。

切らないばね指手術の
デメリット

切らないばね指の手術は、直視下に行うよりは確実性に劣ると言われています。
しかし、最近ではエコーが高精細になったためより鮮明に目標組織が確認できるため以前より切り残しの症例は減っております。
もし、切り残しがあった場合は痛みが継続するためその場合は再度手術をさせて頂く場合があります。

*切らないばね指手術は自費診療(保険適応外)になります
*クレジットカードや電子決済などは対応しておらず現金のみになります

1指の治療につき 55,000円(税込)
2回目以降1指の治療につき 49,500円(税込)

自費の治療費について
保険適応にならない自費治療の場合、生命保険や傷害保険の給付の対象になるかどうかは保険会社の判断になりますので、保険会社と相談してください。
労災保険や自賠責保険の給付や、その他公費補助も受けられません。
ただし、医療費ですので、医療費控除の対象になります。

術後経過

手術によりひっかかりはその場で解消しますが、もともと炎症や癒着がある方は腱鞘を開いただけでは炎症や癒着はすぐには改善しません。
完全に症状が消えるまでは平均で2週間~1ヶ月ぐらいかかります。ゆっくり改善してきますので、しばらく炎症の腫れ・むくみ・痛みが続くことがあります。

最後に

通常の切開をするばね指手術は保険適応で行っておりますが、切らないばね指の手術は自費診療で行っております。
患者さんの痛みと手術の負担の軽減のために導入している治療法ですが、どうしても現在の日本の保険診療で認められた治療法では、先進的かつ高度な医療については対応しきれていない部分があります。
患者さんには現在の日本の保険診療内で提供できる治療の質・内容に制限が生じてしまっていることをご理解いただいた上で、この治療を選択していただくように説明させていただいております。