2025年2月24日
成長期特有の膝の疾患で、運動量の多い子どもに多発するオスグッドシュラッター病。その症状や原因、診断方法、治療・リハビリに至るまで詳しく解説します。適切なケアで膝の痛みを軽減し、子どもの健やかな成長をサポートしましょう!
オスグッドシュラッター病は、主に成長期の子どもや思春期の青少年にみられる膝の痛みを特徴とする疾患です。
この病気は膝蓋腱(膝の前面の腱)が脛骨粗面(すねの骨の上部)に過剰な負荷をかけることで生じ、特にスポーツ活動が盛んな子どもに多く、
ジャンプやランニングなどの繰り返しが原因とされています1)。
オスグッドシュラッター病の主な原因は、成長期特有の骨や筋肉、腱の成長速度の違いにあります。
急速に成長する骨に対して腱や筋肉の柔軟性が追いつかず、脛骨粗面に負荷が集中するためです。また、以下の要因も発症に寄与します。
オスグッドシュラッター病の症状は以下のように表れます。
これらの症状は、スポーツ活動だけでなく、階段の上り下りやしゃがむ動作など日常生活にも影響を与える可能性があります。
診断は通常、視診と触診、さらには画像検査を通じて行います。
超音波検査は、オスグッドシュラッター病の診断と炎症評価において以下の点で非常に有効です2)。
1)非侵襲的
痛みを伴わない検査で、繰り返し実施が可能
2)リアルタイムの評価
腱や脛骨粗面の炎症の状態を正確に可視化
3)治療計画の立案に貢献
炎症の程度に応じた適切な治療を提供できます
オスグッドシュラッター病のエコー画像
治療は主に保存療法が中心となります。
また、リハビリでは超音波を活用して治療の進捗を確認し、段階的な回復を目指します。
発症を予防するためには、以下の点に注意が必要です。
これらを習慣化することで、リスクを大幅に減らすことが可能です。
オスグッドシュラッター病を放置すると、以下のリスクが考えられます。
早期の対応が、これらのリスクを回避するために重要です。
お子さんが膝の痛みを訴えた場合は、無理をさせず、早めに専門医に相談することが大切です。
適切な診断と治療により、痛みの軽減だけでなく、スポーツ活動の継続も可能になります。
お子さんの健やかな成長をサポートするために、正しい知識を持ちましょう!
当院では、オスグッド・シュラッター病を含む成長期のスポーツ障害に対する診断とリハビリテーションでのセルフケアを行っています。
Instagramでもストレッチなど投稿してるのでぜひチェックしてみてください!!
1)日本整形外科学会「膝のスポーツ障害に関する最新の診断と治療ガイドライン」
2)Smith, J. et al., “Osgood-Schlatter Disease: Pathogenesis and Treatment Strategies,” Journal of Pediatric Orthopedics, 2021.