2025年10月13日

ウォーキングは体力をつけるだけでなく、免疫力を高める“自然のワクチン”。血流・代謝・ホルモンバランスを整え、体がウイルスや細菌に強くなるメカニズムを、整形外科の視点から解説します。
体内に侵入したウイルスや細菌を排除する仕組み。白血球・リンパ球・NK細胞などがその主役です。
睡眠不足、栄養バランスの乱れ、ストレス、運動不足などが続くと、免疫細胞の働きが低下します。
軽い運動は血流と体温を上げ、免疫細胞を活性化します。「動くこと」は最大の予防医学です。
筋肉の収縮がポンプの役割を果たし、免疫細胞が全身を巡ります。冷え性やむくみの改善にも効果的です。
ウォーキング直後に、ウイルスを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞が増加します1)。これが“風邪をひきにくくなる”理由の一つです。
筋肉は「分泌器官」としても働き、マイオカインという抗炎症物質を出します2)。慢性的な炎症を抑え、免疫のバランスを整えます。