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「おしゃれは足元から」と言いますが、健康もまた足元から始まります。膝の痛みや腰痛の原因が、実は毎日履いている「靴」にあることをご存知でしょうか。整形外科医が教える、身体の土台を守るための正しい靴選びと、医療用インソール(足底板)の効果について解説します。
目次
足はビルの基礎工事。崩れれば全身が歪むメカニズム


- 人間の身体をビルに例えるなら、足裏はその基礎部分(土台)にあたります。もしビルの基礎が傾いていたら、その上の柱(脚)や屋根(頭や首)はどうなるでしょうか? 当然、バランスを取ろうとして歪みが生じます。
- これと同じことが私たちの身体でも起きています。足に合わない靴を履き続け、足裏のアーチが崩れたり、指先が変形したりすると、その影響は連鎖的に膝、股関節、腰、そして首へと波及し、原因不明の痛みやコリを引き起こします。
その腰痛、靴が原因かも? サイズ選びの落とし穴

日本人の多くは、「脱ぎ履きしやすいから」という理由で、実際の足のサイズよりも大きすぎる靴を選んでいる傾向があります。
ブカブカの靴を履くと、無意識のうちに脱げないように足の指で踏ん張ったり、引きずりながら歩いたりする「悪い癖」がつきます。これが足底筋膜炎や外反母趾、ひいては慢性的な腰痛の隠れた原因となっているケースが非常に多いのです。
● 正しいサイズとは
- つま先に1.0〜1.5cm程度の余裕(捨て寸)があること。
- 足の幅(ワイズ)がキツすぎず、緩すぎないこと。
- 何より重要なのは、「カカト」がフィットしていることです。
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